①手に取ってもらえるチラシかどうか
最初にチラシのデザインはとても重要です。
実はここを軽視しているチラシが非常に多く見受けられます。業者に丸投げはよくありません。
どうやったらまず見てもらえるかを考え、丁寧にチラシを作ることが反響を出すための第一歩なのです。
よく記憶の仕組みを知ることがマーケティングの基本だと言われます。
記憶の働きには“Learn” (覚える)・”Keep”(保存)・”Remember”(思い出す)という3つの働きあります。
人の脳はよくできていて、ほとんどの事は覚えて、保存まではできているのです。
わかりやすく例えると、手あたり次第に服を買って、次々にタンスに仕舞えるわけです。
しかし、最後の「思い出す」という工程が難しいのです。
タンスのどこに服を仕舞ったのか、どんな色だったか、どんな服だったか思い出せない、という感じです。
なぜなら脳はそこも都合よくできていて、自分に不必要な情報はどんどん記憶から削除していくからです。
チラシの場合も同じで、いくら見ても、どんな広告かどんな情報かまでは覚えていません。
思い出させることが大切なのです。
「記憶にタグ付けさせる」
思い出させるために重要なのが記憶にタグ付けさせることです。
それは色だったり、音だったり、香りだったり、感触だったり、様々です。
たとえば色。赤い看板に黄色のマーク。みなさんすぐにおなじみのファーストフード店が思い浮かびませんか?
黒のベースに緑の文字。最近大きなリュック背負った自転車よく見ますよね。
こうやって人は色によって自然とタグづけして、その色を見た時にそれがなんであるか記憶から思い出させる手助けをしているのです。
「赤い色の広告はタンスの何番目の引き出しの右側に閉まった」ということまでわかれば思い出すのは簡単ですよね。
記憶から削除されることもありません。
世の中の広告はそうやって何度も繰り返し繰り返し、人々の記憶にタグ付けさせているのです。
チラシのデザインの中に何か一つサービスなり商品なりタグ付けさせるポイントを置いてください。
色や文言やイラストでもいいでしょう。それが本当に必要になった時にふと思い出されて「利用してみようか」と反響につながるのです。